今回は

・あなたの運を上げるきっかけ
・あなたが夢を叶えるきっかけ

になりうる話を書きました。



では、始まり。

何もないけどとりあえず祝ってしまおう



とある小説家がいた。


その小説家は中々売れずにいた。



小説家「いつまでたっても売れない...」

小説家「このままじゃ生活できない」

小説家「どうすればいいんだ」



小さいころからの夢だった。

自分が書いた物語をたくさんの人に見て貰い
たくさんの人に感動や喜びを与えたかった。
それを仕事に出来るなんて夢みたいだった。

成長するにつれ、その想いは大きくなり
見ているだけの夢には出来なかった。

そこで飛び込んだ小説の世界。
当然、甘くはなかった。

最初から分かってはいた。

だが、小説を仕事にする、その想いは一切薄まることなく今も自分の中にある。

どうしても小説を仕事にしたい。

小説を書いてる時が一番の喜びであり
安っぽく聞こえるかもしれないが、生きてる意味とも思える。

だから、諦めることは出来ない。

どうしても叶えたい夢なんだ。


小説家はそんなことを考えていた。



小説家「今回の作品はよく書けた」
小説家「出来る限りのことはやった」
小説家「だけど、不安だ」
小説家「今回、落選したらどうしよう...」
小説家「なにか出来ることはないだろうか...」



小説家の姉「前祝いしたら」



小説家「姉ちゃん、前祝いってなに?」


姉「前祝いっていうのは結果が出る前に祝うってこと」
姉「つまり、もう願いが叶ったかのように喜ぶ、ということよ」


小説家「そういうのがあるのか」


姉「日本では昔からあるものなのよ」

姉「花見とかも秋の豊作を前もって祝っている、と言われているわ」

姉「前祝いをすることによって本当に願いが叶う、ってことがあるみたい」


小説家「そうなのか!よし、やってみよう!」


姉「付き合うわ」


小説家と姉は前祝いを始めた。

小説家と姉はそれぞれ自分の好きな食べ物と飲み物を用意した。


小説家は、
肉汁があふれて見ただけでジューシーと分かるチキンに
とろっと溶けたチーズと赤く濃い味を想像させるサラミが乗ったピザに
渋そうなちょっと高めの赤ワインを用意した。

姉は
肉厚で肉汁が跳ねている柔らかそうなステーキに
厚くて一本一本がボリュームのあるホクホクとしたフライドポテトに
食べ物の味を引き立てるスカっとした炭酸水を用意した。


二人の宴は始まった。


まるで願いが叶ったかのように。


小説家は念願の夢が叶ったかのように喜び、今までの努力が報われたかのように嬉しそうにした。

声を出して笑い、やったー!と叫び、食べ物と飲み物を美味しそうに食べた。


姉も、大切な弟の夢が叶ったかのように喜んでいる。

よくやった!今まで頑張ったね。ほら、もっと食べな。と祝った。


何だか二人とも途中から「前祝い」だということを考えずに心から楽しみ祝った。

二人はたくさん笑った。





そうしていると、二人は疲れて寝てしまった。

宴もおわり。

二人はいい笑顔で寝ていた。





―――数日後



小説家「受かってる...」



小説家は賞に入選した。



小説家「前祝いのおかげ...?」


小説家「ま、まぁ、とにかく」



小説家「やったぁーーー!!!」



小説家は子供の頃からの夢を叶えた。

今まで何度も夢に見ていたものを手に入れた。

小説家は、生きる意味を持ち続けられた。



これも、前祝いのおかげなのだろうか。


おしまい。

終わりに


『前祝い』本当に効果があるのでしょうか。

古くから日本で行われていることなので、もしかしたら効果があるのかもしれません。

あなたも一度やってみてはいかがでしょう。


なにも
「自分は目標とかないし...」
とか思わないでください。


目標とかなくとも、やってみたら何か良いことがあるかもしれません。

なにより、楽しそうじゃないですか?

効果があるなしに、祝うということ自体が楽しいことですよね。

なので、目標や効果は考えずに、とりあえずやってみるのも良いかもしれません。


まぁというより、知らず知らずのうちに、花見とかですでに『前祝い』をやったことがある人の方が多いでしょうけどね。

なので、意識してもう一度やってみるのもいいですよね。



では、この辺で。
カラクでした。